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proud じゃぱねせ

proud じゃぱねせ

お恥ずかしいが出会いは出会い1 後編

ひょえぇーん、やっちゃったよ。
何だよ、あいつ。彼女いないって言ってたじゃん。
ってまともに信じた私があほだったのか。。
私、結構健全なクラブ活動に自信あったんだけどなぁ。
その時既に、可愛くて話し上手の彼は、
「嘘つき」のレッテルを貼られて太平洋の彼方へ、、、

困ったぞ。きっとまた電話をかけてくるに違いない。
暫らく電話に触るのは止めておこう。
クラブ活動もしばし活動停止処分。
取り合えず翌日の夜、私の部屋の番号を知っている全ての友に、
「留守電が作動したら名前を名乗る事、留守だと思ってすぐ切らない事」
を連絡網(小学校じゃないんだから、、)でまわしてもらった。

かかってまいりました、怒れる彼女から。毎日、最低でも3回。しかも無言。
相当怒ってます、彼女。
何時になったらほとぼりが冷めるんだろう。
問題はお前の彼氏で私じゃないだろう、なんて理屈の通る相手じゃないのかも、、
恐いよぉ、ママ。

そして3、4日が過ぎ、緊張感も恐怖感も薄れてきた頃、
友達の、遊び友達の黒人の人から電話がかかってきた。
誰か紹介してくれるらしい。ダブルデート。
詳細を決めてまた5分後に電話をくれる事になった。

5分後、電話が鳴った。
受話器を取って、「話し決まった?」っと聞くと、
「... 」

さぁーっと血の気が引く音。
もっ、もしかして、こので・ん・わ、、、

取乱しちゃだめだ。落着いて、、、
もう一度「もしもし、、」と言うと、
「あっ、、、あなた、いぶら、、さん?」

とっ、取っちゃたよ、彼女からの電話。。
何のための連絡網だったんだよ。
あの腐れ黒人(友達の遊び友達)のせいだぁ。
っと、わずか何秒かの間にいろんな事が頭の中を駆け巡った。

自分を取り戻すんだ、いぶら。
そうだね、今更どうしようもない、っと腹を括った。
「そうですけど、なにか?」
「あ、あの、私、OOの彼女なんですけど、、、」
「あぁ、前に電話くれた子でしょ?」
「あっ、はい。」


思ったより普通の子じゃないですか。
「切れちゃって何するかわかんない子」を想像してただけに、
とっても拍子抜けしてしまった。
これなら落着いて話が出来るだろうっと、事の経緯を事細かに説明した。
「彼女はいないって言ってたし、、ねぇ」
「彼とキスしたんですか?セックスしたんですか?」
セックスって、何言ってんだ、この子。
彼とはその日に初めてクラブで会ったって説明したのに、っと思う反面、
きっといっぱいいるんだろうな、会ったその日にそういう事しちゃう子達。
そういう質問をしてくる彼女も、またそういう子達と同類項で、
ある意味、クラブに行って、電話番号をあげちゃたりしている私もそう思われても怒れないかな、
とも思った。

彼女は泣いているんだろう、洟を啜る音が何度となく聞こえた。
ちょっと可哀相になっちゃって、
「上手く行ってないの?あなたと彼。」と聞いたら、
今度ははっきり声を出して泣いた後、彼女は彼と真剣に付き合っている事、
彼と住むために横浜の実家から出て、横須賀にアパートを借りた事、
最近彼が変ってしまた事などをいろいろ吐き出すように話した。

利口な恋愛の仕方かどうかは置いといて、
すごく一途に恋愛している彼女を可愛いなと思った。
彼女は私よりも4つほど年下で、話してみるとなかなか良い子だった。
是非一度会おうよ、ってな事になり、
当時彼女がバイトをしていた、横須賀のベースの前の大通りを渡って、
ちょっと奥に入った所にあった小さなクラブで
(barかな?ソール・ハーレムかカスタム(確かカスタムだったような、、、)
今となっては定かじゃないが、そこで会う事になった。


びっくりするくらい小さくて、とっても可愛い子だった。
それから私たちは、用もないのにお互いに電話したりするようになった。
縁って不思議なものである。

いつのまにか連絡を取らなくなってしまって、
その後私はカリフォルニアに留学。
その時に、当時彼女が知っていた私の部屋の電話番号はキャンセルしてしまったし、
今頃どうしているんだろう、彼女。
実家の電話番号も聞いておけばよかった。
今では連絡の取りようも無いけど、なんか無性に会いたいなぁ。

これを読んで心当たりのある人はメールください。
いや、かなり真剣に。。。


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